災害時に役立つお金の知識
~年間100名以上のファイナンシャル相談を実施するFPブログ~
おはこんばんにちは!
福島県出身で大学進学の時に上京してきたFPリクノです。
昨今、『地震』や『台風・豪雨』、『火山噴火』など自然災害が毎年のように起こっている日本ですが、万が一被災してしまった際に知っていると役立つお金の知識があることをご存知でしょうか!
2011年の東日本大震災の際には私の実家も被災し、通常の生活に戻るまで本当に大変でした。
そんな時に役立つ情報をお伝えできればと思います。
- 災害時に現金を引き出す方法
- 被災時のケガや病気の医療費負担について
- 損害保険について
まず1つ目ですが、『災害時に現金を引き出す』方法についてです。
被災した際に、通帳やキャッシュカードを紛失し現金の引き出しができない!
その場合、災害の規模によっては、『運転免許証』などの本人確認書類を提示することで、一定金額までの引き出しに応じてもらえる場合があります。
また、自分が取引している金融機関以外でも他の金融機関が引き出しに応じてくれる場合もありますので、諦めずに問い合わせてみましょう。
2つ目ですが、『被災時のケガや病気の医療負担』についてです。健康保険証が手元にない場合などは、窓口で名前、生年月日、電話番号、【加入している保険組合(忘れがちなので一度確認してみてください)】などを伝えることで、健康保険証の提示時と同様に医療費の一部負担で受診できます。
3つ目は、『損害保険』についてです。
台風や豪雨による床上浸水や地震による影響で家が倒壊したときは、火災保険・地震保険の契約を確認しましょう。
火災保険は、契約によっては、「火事」だけでなく「水災」も補償になっています。
損害保険では、被害の証拠がないと適切な保険金がもらえない場合があります。
被災時には、携帯電話やカメラなどで『被害状況の写真』をたくさん撮っておくことが重要です。
また、台風や洪水などで家屋に被害があった際は、市町村の窓口に申請し、『罹災証明書』を忘れずに発行してもらいましょう。
各種保険の請求や税金の減免、各種救済措置にこの証明書が必要になります。
災害が起こるまでは、自分が被災するとは想像もしていないと思います。
しかし、いざという時に慌てない為にも制度や手続きを知ってくおくことも、防災準備だと思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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※記事の中では現行での適用法で記載をさせていただいております
実際の適用については必ずご自身で関係各所へご確認をお願いします
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