老後資金を考える~『平均寿命・生存推移』・『健康寿命』~
~年間100名以上のファイナンシャル相談を実施するFPブログ~
おはこんばんにちは!どうも、FPリクノです。
前回と前々回から、【老後資金について】をテーマにしておりました。
本日はその第3回目で「平均寿命・生存推移」と「健康寿命」について取り上げていきます!
前回の「ゆとりある老後生活資金の内訳」で老後の生活費が見えてきて、これで安心だ!と思った方、ちょっと待ってください!
老後資金の月々の生活費が見えた方、まずはおめでとうございます!これで老後を考えるにあたっての一歩を踏み出していただけました!!
しかし、そこで止まってしまってはもったいない!もう少し深掘りをして考えてみて下さい!それは、『いつまで』を想定することです。
老後資金は【月々のゆとりある老後生活資金×寿命までの年齢】=老後生活資金総額
という計算で算出していきます。
前回のご自身が満足する「ゆとりある老後生活資金」は【月単位】でもう一つ必要なのが【寿命までの年齢】となります。
よくyahooニュースなどでみたこともあると思いますが、現状の平均寿命は『男性80.98歳・女性87.14歳』とされています。
この年齢を目安に老後の生活期間の設定を行ってもよいとは思います。
しかし、私はもう一つの参考値として「生存推移」というものも合わせて考えていただいています。
≪男女別生存推移 ※平成27年度データ≫
男性 2人に1人(約50%)で85歳まで、5人に1人(約20%)が90歳まで生存
女性 2人に1人(約50%)で90歳まで、5人に1人(約20%)が95歳まで生存
上記のデータをご覧いただいてどのような、印象をお持ちいただけたでしょうか?
私個人的には「結構長生きしている人の割合が多いな」という印象です。
老後の生活期間を考える時に大切なのが『老後のお金を考える時にくれくらいの期間を準備していれば大丈夫だろう!』という安心感です。
ご自身にとって『平均寿命を考えていれば安心』という方も『生存推移の水準に合わせておいた方がいいな!』と考える方もそれぞれだと思います。
もう一度言いますが、大事なのは『自分が安心できる年齢で設定する』という点です。
この考え方を基準に是非、「老後の生活期間」も設定していってください!
そして、もう一つの「健康寿命」についてです。
通常、一生涯を安らかに終える方はなにかしらの『病気』『体調不良』が原因となります。
そこで、健康でいられる期間のデータを見てみると『男性72.14歳・女性74.79歳』が健康寿命とされています。
老後の生活を考える時に、この『健康でいられる期間に何をやっておきたいか』『健康でなくなった場合にどのような費用(介護や入院など)がかかってくるのか』の2段階で考えてみると、より詳細に分けた【老後資金】の設定をしていただけると思います。
次回は、人生の三大支出の一つである『教育資金』について触れてみたいと思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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