マイホーム購入~ネット銀行or都市銀行②~
~年間100名以上のファイナンシャル相談を実施するFPブログ~
おはこんばんにちは!どうも、FPリクノです。
前回は、マイホーム購入~ネット銀行or都市銀行~についての『ネット銀行』についてを特徴と使ってみた感想でした。
本日は、『都市銀行』についての特徴と使ってみた感想を書いていきます。
私は1件目のマンションを購入したあと、そこを売却(いい時期に売ることができました)後、一度賃貸マンションに住んでいました。
しかし、ありがちなのですが、賃貸がとてももったいなく感じてしまい、購入するこで月々の支払が同額でかつ駅からも近くなるという理由から、中古のマンションを購入しました。
その際に使用したのが『都市銀行』の住宅ローンです。
なぜ金利の低い『ネット銀行』ではなく『都市銀行』の住宅ローンにしたかというと、『都市銀行』は保証料を「一括前払い」か「金利上乗せ」を選ぶことができたからです。
これは、入居の際に登記費用などと同様にかかる諸費用の一つで銀行へ支払うものです。
ちなみにこの費用部分としては『ネット銀行』と『都市銀行』ではその扱いが異なります。
≪手数料と保証料の違い≫
- 『ネット銀行』
・手数料を採用
・『一括前払い』のみ
・繰上返済などでの返還はない
- 『都市銀行』
・保証料を採用(一部銀行は手数料採用の場合もあります)
・『一括前払い』と『金利上乗せ(0.2%)』を選択
・『一括前払い』の場合、繰上返済すると未償却部分が返還される
私は、その時期に金融の勉強の一環として投資を行っており、住宅購入ではなるべく手持ちを少なくしたくないという考えから、入居時に支払う金額を抑える為に、『都市銀行』の保証料上乗せタイプを選択しました。
このように、入居時に「一括前払い」できるか、それともなるべく最初の費用を抑えたいかでも銀行選びの際のヒントになると思います。
『都市銀行』のもう一つの特徴としては、【有償(金利上乗せ)を選択することで団信の保障内容を大幅に充実させることができる】という点です。
『ネット銀行』の際にも説明しましたが、【無償である程度の団信保障の内容拡充】はできていますが、その適用条件や保障範囲が厳しい内容のものがあります。
『都市銀行』では【有償(金利上乗せ)】にすることで、かなり大きな安心を持つことが可能になります。
・ガン診断保障(ガンと診断された際に住宅ローンが0になる)
・三大疾病
・八大疾病
・就労不能保障
など、保障のバリエーションも様々です。
≪exローン5000万 借入期間35年≫
【通常】
金利0.525% 支払い130,345円(月)
【金利0.2%上乗せ】
金利0.725% 支払い134,825円(月)
差額 4,480円
この4,480円で5,000万のガンに関する保障を持てるとするとかなり費用対効果は高いです。
通常の民間保険会社でガン保険に加入した際に4,000円くらいで一時金200~300万を考えるとその違いがはっきりとわかります。
もちろん、住宅ローンに関しての部分となる為、期間経過によりその保障金額を減っていくことにはなりますが、それでもかなりおおきな安心感を持っていただけることは間違いないと思います。
『ネット銀行』でも『ソニー銀行』などはこの上乗せでの団信内容の拡充をすることができますが、銀行のラインナップとしてはやはり『都市銀行』の方が多いように感じます。
≪都市銀行特徴≫
・諸費用について『保証料』部分の『一括前払い』か『金利上乗せ』を選択できる
・有償での団信の保障内容を拡充できる
このように、『ネット銀行』と『都市銀行』についての比較できる特徴を2回に分けてご紹介しました。
次回は、『金利が低い方がいいのか?』『諸費用の金利上乗せの方がいいのか?』その損益分岐点についてのテーマでいきたいと思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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