マイホーム購入~住宅ローンはいくら借りれるの?~
~年間100名以上のファイナンシャル相談を実施するFPブログ~
おはこんばんにちは!どうも、FPリクノです。
前回は住宅ローンを判断するにあたっての『判断前提』についてお話しました。
本日は、【住宅ローンはいくら借りれるの?】についてをテーマにしていきます。
マイホームの購入を検討する際に予算をどのようにするかと同じくらい、ご自身は『どのくらい銀行からローンを借りられるだろうか?』という疑問をいだくこともあると思います。
『この家が欲しい!』と思ってもローンが通らなければ購入は難しいでしょうから、住宅見学をする前にご自身がどのくらい借入できるのかの目安を作ってみてください。
それでは、まず基本的な借入条件の確認です。
※金融機関によっては上限に差があります。下記条件は一般的な内容となります。
≪借入金額上限≫1億円以内
≪借入期間≫1年以上35年以内
≪完済年齢≫80歳以下
Ex 借入時点年齢 満50歳の場合 借入最大期間30年
では、次に実際にはどのように審査されているかです。
➀返済能力の審査・・・借入金額が収入に見合っているかを判断する審査
②個信の審査・・・クレジットカードや各種ローンの延滞がないか審査します
③団体信用生命保険の審査・・・団信に加入可能かどうか審査します
②と③は実際に審査をしてみないとかわらない項目なので、検討中の住宅がある際には事前審査を実施してみてください。
さて、①の返済能力の審査が『借入可能金額』の審査ということになんります。
その審査の計算方法が下記となります。
年収(額面)×返済比率=年間返済適性額
年間返済適性額÷(100万を審査金利で借入た際の年間返済額)×100万
=借入可能金額
≪返済比率≫
年収によって異なる金融機関もあるが30%、35%(年収500万以下)、
40%(年収500万以上)で計算する場合がほとんど
≪審査金利≫
審査する際に銀行が使用する金利で一般的には3.25%~4%
※金融機関によっては実行金利(ex0.725%)で審査するところもあります。
≪100万を審査金利で借入た際の年間返済額≫
・3.25%(借入期間35年)=47,868円
・3.25%(借入期間30年)=52,224円
・4%(借入期間35年)=53,124円
・4%(借入期間30年)=57,288円
では、実際に計算していきます。
Ex 年収600万 審査金利3.25% 借入期間35年
600万×40%=240万
240万÷47,868円×100万=5,010万(借入可能金額)
※10万単位の借入がほとんどの為、10万未満は切り捨て
Ex上記の条件に+年間40万の自動車ローンがあった場合
返済比率で算出した240万―40万=200万
200万÷47,868円×100万=4,170万(借入可能金額)
このように現状で借入がある方は、住宅ローンの借入金額も少なくなります。
もちろん、住宅ローンを正式に借入るまでに完済を約束できれば借入なしとみなしてもらえる場合もあります。
正式に借入可能かどうかは、しっかりと金融機関に審査をしていただきたいですがまずはご自身がどれくらいのローンの金額をチェックしていただく参考にしていただければと思います。
次回も「住宅ローン」関連についての記事を書いていきたいと思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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