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ゆとりある老後資金の内訳は?

 

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おはこんばんにちは!どうも、FPリクノです。

 

前回は、「老後資金は1億必要って本当?」の記事を書きました!その中で、1億の算出根拠の大部分をしめる、【生活資金】の内訳について本日はお伝えしていきたいと思います。

 

rikunote.hatenablog.com

まず、総務省の「家計調査年報平成29年家計収支編」によると【老後の生活資金】については、2段階に分けて考えられています。

 

≪日常生活費(夫婦2人)≫・・・22万

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まず、この≪日常生活費≫が夫婦2人で不自由なく生活する上で目安となる金額が22万となり、上記の表がその内訳になっています。

 

この表の中に「税金社会保険料」の項目がありますが、一般的に老後の時期を指す「年金受取」に関しても「税金」や健康保険料などといった「社会保険料」も差し引かれるようになっています。

 

よって、「生活資金」としてご自身で使える可処分金額の目安は【19.2万】が目安となります。

 

さて、この【19.2万】の内訳をご覧いただいてどのような印象を受けられますでしょうか?

「えっ、こんなにかかるの?」や「これでは足りないかな」「こんなに必要ないよ!」など様々な反応をしていただけると思います。

 

そうなんです!これはあくまで総務省が出している目安であり、全員にこれがそのまま当てはまるものではないのです!

 

参考とするのは、どのような【項目】のものがかかってくるかで、具体的な金額に関しては今の生活を鑑みてご自身が不自由ない金額を算出していってください!

 

 

≪ゆとり資金≫・・・12.9万

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次に≪ゆとりある生活費≫についてですが、これは老後の『本当やりたいこと』が『やれる時間が取れた時』に実現したいもになってきます。

 

「いっぱい海外旅行に行きたい!」「沖縄でゆっくり暮らしたい!」「子ども家族がきたら時にはご飯に連れて行ってあげたい!」など、こんな、おじいちゃん・おばあちゃんになりたい!という希望の部分を考えてください!

 

≪ゆとりある生活費≫は「お金があったらやりたい・・・」という考え方になるとどうしても定まり難い項目ばかりです。

 

別にやらなくても生活はできていけるわけですから!しかし、働き盛りを終え、自分の為にたくさんの時間が用意されている時に向け「やりたいことを探す」というのも老後資金を考える際に重要なファクターの1つとなります。

 

是非一度、ご自身が「時間とお金があったら何をやりたいか!」を真剣に考えてみて目標となる金額を設定していってみてください!

 

その目標となる「生活」が決まってこそ、「金額」が決まり、その目標金額に到達する為の最適な「手段」を探すことができるのです。

 

本日は、「ゆとりある老後資金としてどのような項目(内訳)があるのか」をご紹介しました。

 

次回は、その老後についてのイメージを具体化していただく為に「平均寿命」と「健康寿命」について記事にしていこうと思います!

  

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

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