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金融庁長官より「投資で成功する4つの秘訣」の解説②

~年間100名以上のファイナンシャル相談を実施するFPブログ~

 

おはこんばんにちは!どうも、FPリクノです。

 

本日も、前回の続き≪金融庁長官より「投資で成功する4つの秘訣」≫を解説していきます。

 

前回は【1、ゆっくりとしかし確実にお金を貯める秘訣は再投資=複利の効果を使う】で【単利運用】と【複利運用】の❝利息推移❞と❝税金の取り扱い❞についての内容でした。

rikunote.hatenablog.com

 

本日は、【2、市場の値上がり値下がりを気にせず一定額をこつこつ投資=ドルコスト平均法】についてです。

 

≪投資を始めてから、現金化するまで評価額が下がってしまったケース≫

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それぞれ6月に現金化した場合

➀6月の評価額800円×87.5口=70,000円(1万円の利益)

②6月の評価額800円×60.0口=48,000円(-1.2万円の損失)

 

≪投資を始めてから値上がり値下がりをへて当初より評価額を上回った場合≫

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それぞれ6月に現金化した場合

➀6月の評価額1200円×76.3口=91,560円(約3.1万円の利益)

②6月の評価額1200円×60.0口=72,000円(1.2万円の利益)

 

ドルコスト平均法で時間を分散して積立を行うことでリスクが分散できるを見ていただけると思います。

 

2つの例を見ていただいてわかることは、

  • 口数をいかに多く取得することができるか=積立期間は値下がりした方が◎
  • 現金化時の評価額が少しでも上がること

 

長期的あ成長予測などが必要な為2つ目のポイントは少し難易度が上がってしまう訳ですが、1つ目のポイントであれば、「今の評価額」を気にせず一定額を積立続けることにより「口数」を多く取得することができる可能性が高いのです。

 

1度の取得のみでそのあとは塩漬けしておくなどは取得する際の「評価額」を慎重に吟味する必要があるのですが、毎月の積立のように取得回数が多いようなやりかたの場合は「すぐに始めることで取得回数を多くでき、リスク分散が図れる」ことになります。

 

多くの方が感じていらっしゃるであろう「値下がりしてしまったらどうしよう・・・」などの心配は、【毎月少しずつ積立をはじめよう】という方にとっては積立期間中に値下がりすることはむしろ歓迎できる状態ということです。

 

このように、自分はどのようなスタイル(大きいお金を一度にやるのか、積立で行うのか)によって【リスク】として捉える項目も異なってくることになります。

 

ドルコスト平均法』を是非実践していってみてください!

 

次回は『資産タイプの分散を出来るだけ図る』を解説します。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

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※記事の中では現行での適用法で記載をさせていただいております

 実際の適用については必ずご自身で関係各所へご確認をお願いします

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