「円高」と「円安」はどうやって判断するの?
~年間100名以上のファイナンシャル相談を実施するFPブログ~
おはこんばんにちは!どうも、FPリクノです。
≪前回記事≫
突然ですが皆さん、「為替」についてはお詳しいでしょうか?
ニュースなどで「本日は❝円高❞❝ドル安❞です」というワードを一度は耳にしたことがあるかと思います。
私自身、社会人になった時から為替に興味を持ち、ドル関連の金融商品を購入しています。
しかし、長期での積立を目的している為あまり「円高」「円安」を気にしてきませんでした。
そこで本日は、「円高」「円安」を判断する基準をまとめていきたいと思います。
≪為替の基本≫
「円高」・・・通貨ペアに対して円の価値が上昇すること
⇒ex 1ドル100円が1ドル99円
「円安」・・・通貨ペアに対して円の価値が下降すること
⇒ex1ドル100円が1ドル101円
≪「円高」「円安」判断の基準≫
※この後は分かりやすくする為に通過ペアを「ドル」「円」で説明致します。
【過去のある地点の円高・円安の為替を基準にする】
例えば、リーマンショック前の2007年の為替レートの最高値は124.11円でした。
それに対して、リーマンショック後の2008~2013年までは80~90円で推移していました。
ちなみに私は、このリーマンショック後に為替に興味を持ち始めました。
この時期は、過去の基準からするとかなり「円高」傾向にありました。
最安値は2011年の75.44円でしたので、2007年とは約50円程の差があったわけです。
その水準と比較すると、直近では108~109円前後の推移の為、「円安」に動いていると言えます。
もう一つの例を挙げるとすると、2012年から始まったアベノミクス相場の際の最高値は、2015年の125.85円でした。
ちなみに、この時期も為替の積立をしていたので、直近13年程の最安値と最高値を経験していることになります。
その時から見れば、現在の水準はかなり「円高」だと言えます。
【景気循環を基準にする】
景気の山や谷を作りだす要因としてよく知られているモデルには、「キチンの波(約3~4年)」や「ジュグラーの波(約10年)」等があります。
この3~4年間や10年間の平均為替レートと比較して現在の水準が「円高」なのか「円安」なのかを判断する方法です。
過去4年間の平均為替レート・・・約112円現在と比較して若干「円高」
過去10年間の平均為替レート・・・約99円現在と比較して「円安」
「円高」か「円安」かは、どの時期なのか、期間はどれくらいなのかによって見方が変わる為、国際的な基準があるわけではありません。
しかし、「円預金」では金利が付かない現在において、「他国の通貨」で資産を形成する方法も手段の一つとして有効になっています
- 金利が良い ex年利4%など(日本は定期預金で0.01%)
- 為替差益の可能性(差損場合もあり)
為替差のリスクヘッジをする為にも、ご自身が使う時には、今までの歴史から見た時に「円高」「円安」傾向どこにあるのかの予測をし、少しでもご自身に有利なる状況を整えていただければと思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
**********************************
- ご質問、知りたい情報希望などあればコメント欄に是非お願いします
※記事の中では現行での適用法で記載をさせていただいております
実際の適用については必ずご自身で関係各所へご確認をお願いします
**********************************