ファイナンシャルプランナーが教えるお金の知識

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「住まいのお金」~収入編~

 

~年間100名以上のファイナンシャル相談を実施するFPブログ~

 

おはこんばんにちは!どうも、FPリクノです。

 

前回の「住まいのお金」~住宅補助・社宅編~から脱線してしまい、違う内容をお届けしておりましたが、従来の流れに戻って本日は、「住まいのお金」~収入編~を記事にしてみたいと思います!

 

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さて、皆さんは住宅にどれくらいのお金をかけていらっしゃるでしょうか?

 

住宅購入のファイナンシャル相談の際に、『私たちの適正な予算を知りたいです!』や『私の年収でやっていけるのでしょうか?』という内容の相談を受けます。

 

まず、「住まいににかけるお金」は一般論としては【年収の30~40%】と言われています。

10%もの幅があるのは、それぞれどこに対してお金を使うか異なる為です。

例えば『家にはそれ程お金をかけないで生活費を充実させたい』『旅行とかにはあまり行かないからいる時間の長い家に満足感が欲しい』など人それぞれ、求めるものが違ってくるわけです。

 

Ex 

年収600万 × 30~40% = 180万~240万(年間) ⇒ 15万~20万(月)

 

また、この【年収の30~40%】というのが一般論として認知しているのは、銀行が住宅ローンの審査の際に使用する基準がこれにあたることも影響しているかと思います。

 

【年収の30~40%】も各銀行によって異なったり、年収によってパーセンテージが変わるのです。

 

Ex

年収~300万 30%迄  年収~500万 35%迄  年収500万~ 40%迄

 

一般的に認知されている基準を述べさせていただきました。

これはどちらも「家賃・ローン支払い」を基準としているものになります。

 

しかし、「住まいのお金」というのはそれだけでしょうか?

 

賃貸であれば、「共益費」・「更新料」、購入であれば「管理費・修繕積立金」、「固定資産税」車をお持ちであれば「駐車場」などのいわゆる固定費(同じ場所に住んでいる場合であれば変わることのないor減ることのないもの)も「住まいのお金」になります。

 

Ex 

年収600万 × 35% = 210万(年間) ⇒ 17.5万(月)

17.5万 - 2万(管理費・修繕積立金)- 1.5万(固定資産税) =14万

14万(ローン該当金額) ÷ 2606円※① ≒ 53.72

⇒月々14万の返済をローン支払いとして換算すると価格予算金額は約5370万となる

 

※①(100万を0.525%・35年間借入た際の月々金額)

 

お引越しで新しい場所の予算を考えている際は、

  • ご自身で「家の満足感」or「生活の充実」どちらにお金をかけるのか
  • ①のバランスをみて30~40%の間で計算してみる
  • ②で計算した「住まいのお金」から先程挙げた「固定費」を差し引く
  • 「賃貸であれば」月々予算を、「購入であれば」そこから価格予算金額が決定できる

 

この4つをご自身で出せることで、予算の設定ができて見学する物件の数を絞り込めて時間の短縮につながります!

 

今、「住まいのお金」で悩んでいる方は是非参考にしてみてください!

 

次回は「住まいのお金」~初期費用ってどれくらいかかる?~を書いてみたいと思います!

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

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※記事の中では現行での適用法で記載をさせていただいております

 実際の適用については必ずご自身で関係各所へご確認をお願いします

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